韓国映画「絶対の愛」を観た。
整形をして好きな人と新しく出会いたいという思いはわからなくもないけれど、っていうかその気持ち現実的かはさておいてフツウにわかる
って言うか とってもわかる。
TV「ビューティコロシアム」でも整形後に告白なんてのもよく見るパターンだし・・・。
但しこのヒロインのあまりのひとりよがりの気性の激しさにはドン引き。彼氏がこの性悪に振り回させているだけ にも見えた。ってことでまとめると 極度のヒステリー焼きもちやき女と青年の風俗映画。是非内面も磨きましょうネ。ビューティーコロシアムだったら和田アキ子に一喝されているかもよ。
山本文緒の文の「愛は人を壊す」ってのが浮かぶ。
何度も登場する喫茶店でこのカップルがどんだけ店の迷惑になったことか・・・それでも何度も来店する神経をまず疑うし、顔に布や写真を貼り付けて歩くのも、整形がばればれの派手なマスクも違和感あり過ぎ。彼氏に近寄る女性がトイレで見たものはさて何だったのかも最後まで謎。
監督自身は「顔が変わったら愛は変わるのだろうか?」あるいは「愛というものは永遠のものだろうか」問いかけをしたものと主張しているようだけど、全体的に否定的な作品に仕上がっている為、どうしてもアンティテーゼの感を受けてしまう。
大統領もやるくらいの整形王国の韓国で、ヒロイン演じたソン・ヒョナはなんと自らの整形をカミングアウトしている。なんとまぁ
潔い女優じゃないの。パチパチ。がこの作品の全顔整形が一般ピープルの成人にできちゃう金額のものなのかはかな〜り疑問。リアルな整形手術シーンはインパクト大で、キム・ギドク監督らしい展開が読めないというか一筋縄ではいかない面白さはあったかも。
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