今日長女が見慣れない服を着ていたので問いただしたら「昨日の夜見せたでしょ。覚えてないの?」と言われマジにショック。昨夜は毎度のことながら酔っ払ってぼけっとTV見ていたらしいのですが全く記憶無し。アルツハイマーはこのレベルじゃないことを考えると記憶が飛ぶ原因がアルコールと思えばある意味救われるのがこの映画。
この作品で日本での人気も定着すると思われているチョン・ウスンは下馬評通りすっごく素敵でたいていの女性はメロメロでしょう。それだけにヒロインが不倫も経験し、男性に自らアプローチもでき、結婚へ半ば強引に進める中で、彼氏からも「君は自信過剰だ」という痛い台詞を言われるくらいあまりに今時のムスメさん像なのにちょっとひいてしまいました。(天然ボケも入りすぎかも)あんな良い男がこーいう女性を好きになる?みたいな(笑)
でもこのヒロインが病気を通してひとつの決断をするに到るという人間性の成長の変化を描きたかったのかもしれません。
この医者は病名を直接本人に通告します。何故なら準備できるから・・・。酷ですが第三者として確かにこれは必要だと思えるだけにやりきれない。アルツハイマーというと今年では「君に読む物語」がありましたがこーいう時こそ愛が試されるもの。影武者さんには実際この病気をかかえた知り合いの一家がいたそうで晩年のその過酷さは映画の比ではないそうです。
ところで、先日TVの情報番組で「私の頭の中の消しゴム」の試写会でガテン系200人も号泣というのを見たのでタオルを持参し泣きを期待し過ぎたのが逆に泣けない原因になったのかも。プラス 隣のおばちゃんに早速泣きが入り次から次へティシュを出すクシャクシャした音と、反対側のおじさんがズルズル鼻をすするのが「許すからイイエ頼むから思いっきり鼻かんでぇ〜」というくらいあまりにひどく耳押さえた程。許せない。鑑賞後ぶつぶつ文句言っていたら「許すの。人を許すことは、心の部屋を一つ開けることって映画で言っていたでしょう」と影武者さんに諭されました。観終わって「私がアルツハイマーになったらどーする?」とぶつけたところ「大丈夫よ。今だって半分そうだから」と言われ返す言葉を失いました。
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